NO37『日本の将来』

日本の将来については、少子化による人口減少を憂慮する声が多いですが、そのことを前向きにとらえる見方もあります。

陛下が皇太子時代に水に関するご進講をされた日本水フォーラム代表理事の竹村公太郎氏は、日本の人口が、江戸時代3000万人だったのが、明治維新以降に激増したのは、エネルギー源が木材から石炭などの化石燃料に転換してエネルギーの供給量が増えたからだと指摘しています。

我が国の人口は、2100年には8000万人前後になる見通しですが、竹村氏は、それくらいが落ち着いた豊かな生活が実現できる身の丈に合った適正な人口なのではないかと述べています。

次世代エネルギーは、化石燃料から水力・太陽光・風力などの再生可能エネルギー中心になっていく見通しだからです。

私は、竹村氏の考えに共感を覚えます。

ただ、若者が結婚して子供を産み育てやすい環境を整えていくことは、大事と思っています。

2022年1月4日