平成31年2月定例県議会【パーキングパーミット】答弁

「パーキングパーミットについて」答弁

次に、パーキングパーミットについてのお尋ねにお答えします。

障害のある人など、車の乗降や歩行が困難な方が、店舗等を円滑に利用するためには、車いすの搬出等にも対応可能な専用駐車場が、建物の近くに確保され、その目的に沿って、活用されることが重要です。

このため、県では、民間事業所の協力を得ながら、利用証を掲示することで、専用駐車場を利用できるパーキングパーミットの取組を推進しており、これまで、身体障害者手帳所持者や要介護高齢者、妊産婦など、約5万人の方に利用証を交付してきました。

このうち妊産婦については、腹部の膨らみなど、身体的に自動車の乗降等に影響が出ると考えられる、妊娠7か月以降の方を対象としていますが、流産の危険性など、配慮が必要な場合には、診断書等に基づき、利用証の交付を行っているところです。

このような中、お尋ねの、妊産婦への利用証の一律交付については、専用駐車場の区画数の不足等の課題も想定されることから、その取扱いについては、市町や医療・福祉の関係団体、協力施設等の意見も聞きながら、母体の負担軽減を含め、様々な観点から必要性を検討すべきと考えています。

県としては、今後とも、市町や関係団体等と連携しながら、パーキングパーミット制度の、より効果的な運用に努めてまいります。