答弁【2.第2期総合戦略と交通政策について】

「2.第2期総合戦略と交通政策について」【部長答弁】

第2期総合戦略と交通政策についてのお尋ねにお答えします。
人口減少や少子高齢化が進行する中、中心市街地では空洞化が進み、県土の約7割を占める中山間地域においては、集落機能の維持や買い物、通院等の日常生活に支障を来す地域が生じるなど、大変厳しい状況にあります。
こうした中にあっても、県民誰もが住み慣れた地域の中で安心して暮らしていくためには、将来にわたって持続可能な地域社会を形成していく必要があります。
このため、現行の総合戦略においては、にぎわいや交流を生み出す「まち」の活性化や、活力ある中山間地域づくりの推進を掲げ、中心市街地活性化の促進や、交通結節点機能の強化、高速交通ネットワークの整備、生活交通の維持・活性化などに取り組んできたところです。
今後、県の第2期総合戦略を策定することとしていますが、こうした地域に活力を取り戻していくための取組は、継続して行っていく必要があることから、これまでの施策の成果や課題を検証した上で、取組の更なる充実・強化を図ってまいります。
国においても、第2期総合戦略策定に向けた方向性を示した基本方針の中で、「地域交通を取り巻く課題への対応」として、地域公共交通ネットワークの維持をはじめ、新たな交通サービスの提供や、持続可能で地域最適な地域交通の実現に向けた環境整備を推進することを掲げています。
県としては、こうした国の動向もしっかりと踏まえながら、国、市町と連携した交通政策の充実などによる都市再生、まちづくり、地域づくりが進められるよう、第2期総合戦略の策定に取り組んでまいります。