令和4年11月定例県議会 (5)公共交通政策における大学との連携

1.公共交通政策

(5)公共交通政策における大学との連携

私は、先の6月県議会において、大学が今日、地域との連携・貢献を自らの役割として位置づけ、地域課題の解決に、大学が有する知見や機能を役立て生かしていこうとしていることを指摘して、大学との連携を一層進め、県政の地域課題解決の総合力を強化すべき旨、質問いたしました。

この質問に対し村岡知事より、「新たな未来の県づくりを、より高いレベルへと押し上げていけるよう、今後とも、県政各分野で展開する様々な施策において、大学との連携・協働を積極的に推進する。」旨の答弁がありました。この答弁にあります「県政各分野の様々な施策」において大きな柱の一つとなるのが、公共交通政策であると考えます。先に、未来維新プランにおいて公共交通政策の方針を示すべきだと申し上げて、所見を伺ったのはそういう考えからです。

この公共交通政策は、バス・鉄道・タクシー等の公共交通事業が、多種多様なニーズに応えるとともに、事業として成り立ち持続可能性が担保される方向で施策の展開を図るものでなければなりません。そのためには、多種多様な需要動向把握の方法の確立し、需要動向に関するビッグデータを解析して持続可能な事業モデルを確立する。LRTやBRTに関する調査検討。自動運転等の移動手段の進化及び実用化の将来予測。公共交通におけるウーバー的手法活用の検討。デジタル技術・ICTを活用した最先端の交通システムの確立に向けた取り組み等々、素人の私が思いつくだけでも、極めて幅広く優れた知見が求められるのが公共交通政策であり、大学と連携して取り組むにふさわしい課題と思う次第です。具体的な連携のあり方は、県と大学関係者とで協議すればいいと思いますが、県には、調査研究・先進地視察・シンポジウムの開催等に大学が主体的に取り組めるよう十分にして必要な予算措置を講ずることが望まれます。

そこで、お尋ねです。新たな未来の県づくりに向けて重要な政策の柱の一つとなる公共交通政策の確立と推進において、大学との連携を一層進めるべきと考えますが、このことにつきご所見をお伺いいたします。

→(部長答弁