平成30年11月定例県議会【2.川土手における草刈作業の軽減化について】

「農業生産等における作業の軽減化について」

2.川土手における草刈作業の軽減化について
草刈作業は農作業だけにとどまらず、地域住民が川土手の草刈作業に多くの労力を要しているところがあります。
例えば山口市仁保地区では、仁保川が北から南に流れていますが、この流域に沿ったある集落では、隣接耕作地に沿って、1,600mの川土手草刈作業をしています。
川土手の法面は4m以上の草刈幅があり、1回の草刈で川土手100mについて2時間以上の作業時間を要し、1,600mでは32時間以上、春から秋にかけて5回作業すると年間160時間以上の作業となります。
仁保地区では、仁保川の上流から下流にかけて同様の集落が多くあり、地区全体ではかなりの作業労力を要していることになります。
県下各地でも同様のことが多くあると見られることから、中小河川の管理者である県においても、適切な維持管理はもとより、その充実にも取り組む必要があります。
そこで、先の農作業の例で示しました、センチピードグラスを川土手に被覆することで、草刈作業が軽減化され、河川の維持管理の充実にも繋がると考えますが、ご所見をお伺いいたします。