平成31年2月定例県議会【病児保育】答弁

「病児保育について」答弁

ア 病児保育施設の拡充について

合志議員の御質問のうち、私からは、病児保育施設の拡充についてのお尋ねにお答えします。

子育てしながら働く家庭においては、子どもが病気になったときの対応が大きな課題となっており、病気の子どもを一時的に預かる病児保育は、仕事と子育ての両立を図る上で大変重要です。

このため、県では、これまで市町と連携して、病児保育施設の設置を促進してきたところであり、現在、県内では、 12市町で32か所設置をされ、利用者数も近年大幅に増加しています。

また、居住地以外の勤務地で預けたいという利用者のニーズ等を踏まえ、利便性の向上を図るため、県内全域で広域的に利用できる仕組みの構築に取り組んでおり、全市町で協定を締結した上で、この4月から開始する予定としています。

こうした中、女性の就業率向上や利用の広域化により、病児保育に対するニーズがさらに増大することが見込まれるため、私は、今後、病児保育施設の拡充に向けた取組を一層推進する必要があると考えています。

具体的には、病児保育施設の計画的な設置を促進するため、施設整備費や運営費の支援を、引き続き行うほか、季節により利用の変動が大きい、病児保育の安定的な運営の確保に向けて、国に対し、運営費に係る国庫補助の拡充について今後とも要望してまいります。

また、広域利用の仕組みを実効あるものとするため、来年度、新たにSNSを活用したネット予約サービスの導入に向けた実証事業を行うこととしており、全市町が参画する検討会議で検証し、利用者の利便性の向上や利用促進につなげてまいります。

さらに、現在、市町で策定を進めている、再来年度から5年間の次期「子ども・子育て支援事業計画」において、期間中に必要となる病児保育のサービス量について、詳細な需要調査等を通じてニーズを的確に把握し、計画に反映させるよう、市町に対し、会議等を通じて働きかけてまいります。

私は、今後とも、こうした取組を通じ、市町や関係団体と連携して、安心して子育てをしながら働けるよう、病児保育施設の拡充に積極的に取り組んでまいります。

その他の御質問につきましては、関係参与員よりお答え申し上げます。

イ 保育所における体調不良児への対応について

次に、病児保育についてのお尋ねのうち、保育所における体調不良児への対応についてです。

保育所は、乳幼児が生活時間の大半を過ごす場であり、その健康の保持や増進、安全の確保を図ることが大変重要となっています。

このため、県では、今年度から実施している、病児保育従事者を対象とする病気のケアや感染症対策等の専門研修に、保育所の保育士も参加させることにより、病児や体調不良児への対応のスキルアップを図っているところです。

また、保育所に看護師等を配置することにより、専門性を生かした対応が可能となるよう、非常勤職員を雇用する経費への補助も行っています。

お尋ねの体調不良児は、保育中の急な発熱等により何らかの疾病が疑われる状態となったもので、国の保育所保育指針においては、保育所は、保護者に連絡するとともに、嘱託医と相談するなど適切に対応する必要があるとされています。

このため、体調不良児の症状により預かることが難しい場合は、保護者が迎えに来て、医療機関や病児保育、自宅等で受け入れることを基本としており、それまでの間の保育所での預かりは緊急一時的に対応しているものです。

こうしたことから、県では、保育所において、お示しの病児保育専門の保育士を配置し、体調不良児に対応することまでは考えていませんが、体調を崩した場合には、緊急的な対応も必要となることから、引き続き、研修の実施等を通じて乳幼児の健康管理が適切に行われるよう支援してまいります。