答弁 (2) 山口大学との連携について

1 県政と大学の連携について

 (2) 山口大学との連携について【部長答弁】

山口大学との連携についてのお尋ねにお答えします。

人口減少・少子高齢化が急速に進む中、地域の活力を創出し、本県の確かな未来を切り拓いていくためには、県政の各分野にわたる専門的知見を有する、本県唯一の総合大学である山口大学との連携は大変重要であると考えています。

このため、毎年度、本県の県づくりの取組について審議を行う「山口県活力創出推進会議」に、山口大学からも委員として参画をいただき、御意見等を伺い、その後の施策展開に反映しているところです。

また、個別の施策の実施にあたっても、「地方創生に係る包括連携協定」等に基づき、県と山口大学が、それぞれの持つ知見やノウハウを結集し、より大きな成果につなげていけるよう、検討を始める段階から緊密に連携・協働を行っています。

具体的には、産業に関する分野においては、山口大学が持つシーズを基にした、医療、環境・エネルギー、バイオ関連のイノベーション創出をはじめ、県内の製造業・情報サービス産業を支える人材育成などに、連携して取り組んでいます。

生活に関する分野では、災害発生時に、山口大学が衛星データを解析し、その結果を関係機関で共有して、迅速な対応につなげる仕組みを構築したほか、高齢者の介護予防や認知機能等の低下の予防をテーマとする研究、本県の医療を支える人材の育成などの取組で、連携を行っているところです。

こうした中、県政を取り巻く環境は、デジタル化や脱炭素化をはじめ、様々な分野で大きく、そして急速に変化しており、これらの変化にしっかり対応していけるよう、山口大学が持つ知見の活用をさらに進める必要があると考えています。

県としては、引き続き、山口大学と緊密に連携しながら、現在進めている「やまぐち未来維新プラン」の策定をはじめ、県政各分野にわたる政策の形成と、その円滑な推進に努めてまいります。