答弁 県立美術館の役割と県美展について

3.県立美術館の役割と県美展について【部長答弁】

県立美術館の役割と県美展についての3点のお尋ねにお答えします。

まず、県立美術館が県政において果たす役割についてです。

県では、「やまぐち文化芸術振興プラン」に文化観光の推進、人材育成と活躍支援、県民誰もが文化芸術に親しめる環境整備の3つの柱を掲げ、各種施策に取り組んでいるところです。

こうした中、県立美術館は、観光交流促進や文化振興の拠点施設として、多彩な文化資源を活かした交流拡大をはじめ、作品等を鑑賞する場や発表する機会を提供していく役割を担っております。

次に、県立美術館は今後どのような方針のもと運営事業を行っていくのかについてです。

県立美術館は、今後とも、「県民が参加する開かれた美術館」という方針のもと、魅力ある展覧会を開催するとともに、地元商店街と連携したイベントやワークショップの開催、児童・生徒を対象とした観覧体験学習など、美術館をより身近に感じ、親しんでいただけるような運営事業を行ってまいります。

次に、山口県美術展覧会、いわゆる県美展の現在の在り方の妥当性の検証についてです。

県美展は、昭和22年から続いている歴史ある展覧会であり、学識経験者や芸術家等で構成する運営委員会において、時代の変化などを踏まえ、適宜、募集方法等の検証・見直しを行っているところです。

現在の募集方法等につきましては、見直しの中で、ジャンルを区分することが難しい作品なども幅広く応募できるよう、平成6年にジャンルを問わない方式に改めたところですが、今後とも、適時適切に検証し、必要に応じて見直しを行ってまいります。

県としては、県立美術館を核として、引き続き、本県文化芸術の振興を図り、心豊かで活力ある地域づくりに取り組んでまいります。