2.農業普及指導員の育成確保について【部長答弁】
3.農業大学校における有機農業の講座について【部長答弁】
有機農業の推進について、2点のお尋ねにお答えします。
まず、有機農業の指導推進を担当する農業普及指導員の育成確保についてです。
農業普及指導員は、各地域の農林水産事務所等に所属し、農家等に対する栽培技術や農業経営に関する指導を行うとともに、国や県の試験研究機関が確立した新たな技術の現場実証や農家への普及活動を行っています。
この中で、有機農業については、各農林事務所に専門の担当者を配置し、地域の農業者に対して、栽培技術等に係る相談対応や課題解決にあたっています。
また、農林水産事務所等の普及指導員を対象に、国や農林総合技術センターが実施する環境負荷低減技術の研修等を受講させるなど、専門の担当者に加えて、有機農業の知見を有する職員を計画的に育成しています。
次に、農業大学校における有機農業に関する講座の設置・充実についてです。
農業大学校では、令和3年度から有機農業の理解促進や、有機農業の認証制度に関する講義を実施しています。
また、有機農業における実際の農作業や農業経営に対して具体的なイメージが描けるよう、昨年度から、ベテランの生産者による実践的な講義を行っているところであり、引き続き、学修内容の充実を図ってまいります。