平成26年3月定例県議会(1)知事の政治姿勢について

(1)知事の政治姿勢について

村岡新知事に、先ずお祝いを申し上げます。県知事選挙での御当選、そして山口県知事御就任、誠におめでとうございます。
地方自治の仕事を、国の立場と地方の現場と双方で経験したキャリアを持ち、その優れた能力と資質で将来を嘱望されていた国の官僚としての地位をなげ打って本県のために身を投ぜられた村岡知事の決断に、改めて敬意と感謝の意を表し、山口県政史に名知事としての名を残す今後のご活躍を期待するものです。
さて、若き知事を得て山口県政は今、新たなスタート地点に立ちました。村岡新知事就任とともに始動し始めた県政が、県民の期待に応えて、順調かつ円滑に発展軌道に乗っていくためには、執行部と議会が、県政の目的と課題を共有し、それぞれの役割をしっかり果たしていくことが重要でありまして、県議会も県民の代表として、新知事のお考えをしっかり受け止めて政策論議をしていくことが求められます。
ついては、村岡知事は、これからどういう政治姿勢で県政運営に当たられるお考えなのか、ご所見をお伺いいたします。

【回答】◎知事(村岡嗣政君)
合志議員の御質問のうち、私からは、政治姿勢についてのお尋ねにお答えいたします。
山口県は今、全国よりも早いテンポで人口減少や少子・高齢化が進むなど、大変厳しい状況にあります。私は、そうした目の前の困難に対して臆することなく、県民の皆様の力を結集し、未来を拓く「突破力」で、これらの障壁を克服していきたいと考えています。
そのために、私は、こうした課題を解決していくための基本的事項として、「地域経済の活力を高めて、山口を元気にする」「未来を担う「人」を育てる」など、五つの政策の柱を掲げるとともに、これらを着実に推進するため、今後の山口県の目指すべき姿を示す中期的なビジョンを策定することとしています。
このビジョンの策定は山口県の方向性を決める重要なことでありますから、策定に当たりましては、私は、県民各界各層の御意見をしっかりとお聞きするとともに、県議会における議論も踏まえながら、県政の課題に的確に対応できるものにしていきたいと考えています。
私は、執行部と議会は、県民の負託を受け、県政を推進する車の両輪であると認識しており、お示しもありましたように、県民の御期待に応えるため、県政の目的と課題を共有しながら、県政運営に努めていきたいと考えておりますので、何とぞ御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
その他の御質問につきましては、関係参与員よりお答え申し上げます。

2014年3月30日