平成31年2月定例県議会【地域子育て支援拠点施設の在り方】答弁

「地域子育て支援拠点施設の在り方について」答弁

働き方改革と子育て支援についての3点のお尋ねにお答えします。

まず、地域子育て支援拠点施設の在り方についてです。

核家族化や地域のつながりの希薄化により、子育ての不安感や負担感が増加する中、子育て中の親子が気軽に集い、相互の交流や育児の相談ができる地域子育て支援拠点は、安心して子育てを行う上で大変重要な役割を果たしています。

このため、県では、市町と連携し、地域子育て支援拠点の設置を促進してきたところであり、現在、県内では、保育所や空き店舗等において、150か所が設置されています。

そのうち、今年度から、研修等により相談機能を強化した拠点を「まちかどネウボラ」に認定し、市町保健師や関係機関等と連携しながら、身近な場所で、日常的な育児相談に加え、妊娠・出産等の相談もできる体制づくりを進めています。

こうした中、仕事と子育ての両立や再就職の希望など就労に関する悩みを持つ母親が増えており、拠点においても、就労に関する相談等が寄せられていると聞いています。
こうしたことから、お示しの「就労版ネウボラ」については、一定のニーズはあるものと考えますが、現状では、地域子育て支援拠点については、就労相談等への対応を想定した事業とはなっていないところです。

このため、県としては、今後、子育て中の母親への就労支援を行う山口しごとセンターのコーディネーターやハローワークとも連携しながら、地域子育て支援拠点における就労相談等への対応の必要性について、市町や関係団体と検討してまいりたいと考えています。